この記事のポイント
似合う服を選ぶとき、形と同じくらい大切なのが素材です。骨格ストレートは綿や毛織物、質の良い革などハリと適度な厚みのある素材、骨格ウェーブはシフォンやサテン、柔らかなニットなど薄手で身体に沿う素材、骨格ナチュラルは麻やローゲージニット、デニム、ツイードなど素材感のある生地が得意な傾向です。体型や好みもあわせて考えます。
骨格タイプごとの一般的な傾向です。実際に似合うものには個人差があり、体型や好みもあわせて考えることが大切です。
同じ形の服なのに、似合う日と似合わない日があるのはなぜ
似た形のシャツを買ったのに、片方はすっきり見えて、もう片方はなぜか着膨れして見える。こうした違いは、デザインではなく素材が原因になっていることがあります。
骨格診断というと、ネックラインや丈、シルエットといった「形」に目が向きがちです。しかし、生地の厚み、ハリ、表面の質感によって、同じ形でも身体の見え方は変わります。素材を変えるだけで「着膨れして見える」「服に着られている感じがする」といった悩みが和らぐこともあります。
この記事では、骨格ストレート・骨格ウェーブ・骨格ナチュラルそれぞれが得意とする素材と、その理由、売り場で素材を見分けるコツを紹介します。
素材選びが印象を左右する理由
素材が見え方を左右するのは、生地が身体の質感と重なって見えるためです。身体に厚みやハリがある方が柔らかく薄い生地を着ると、生地が身体の凹凸を拾ってしまい、立体感が強調されることがあります。反対に、身体が華奢で柔らかな質感の方が厚手で硬い生地を着ると、服の存在感が勝ち、着られているように見えることがあります。
つまり、似合う素材とは、自分の身体の質感と「重さ」や「ハリ」がそろう素材のことです。骨格タイプごとの傾向を知っておくと、形で迷ったときにも、素材を手がかりに判断できるようになります。
骨格ストレート:ハリと適度な厚みのある上質な素材
骨格ストレートの方は、ハリ感があり、上品で適度な厚みのある素材が得意な傾向です。綿、毛織物、質の良い革など、表面がきれいな生地が挙げられます。
身体に厚みと筋肉のハリがある骨格ストレートの方には、生地自体にハリがあり、身体の凹凸を拾わずにきれいな面を保つ素材がなじみます。具体的には、綿のブロードやオックスフォードのシャツ、ウールギャバジンのパンツ、メルトンやカシミヤのコート、なめらかなレザーのバッグや靴などが選びやすいでしょう。ハイゲージの表面がなめらかなニットも取り入れやすい傾向です。
表面に凹凸の多い素材や、薄く透ける生地を取り入れたいときは、インナーやストールなど面積の小さなアイテムにとどめると、全体の上質感を保ちやすくなります。
骨格ウェーブ:薄手で柔らかく、身体に程よく沿う素材
骨格ウェーブの方は、薄手で柔らかく、身体に程よく沿う素材が得意な傾向です。シフォン、サテン、柔らかなニットなど、軽やかで女性らしい質感の生地が挙げられます。
身体の厚みが比較的薄く、柔らかな質感を持つ骨格ウェーブの方には、生地の軽さが身体の華奢さとそろい、自然になじみます。シフォンのブラウスやスカート、とろみのあるポリエステルのブラウス、光沢のあるサテン、モヘアやアンゴラなど起毛感のある柔らかなニット、薄手のスエードなども選びやすい素材です。
厚手で硬い生地は服の重さが前に出やすいため、取り入れるなら薄手のものを選ぶ、ボトムなど一点にとどめる、トップスに軽い素材を合わせるなどの工夫で、全体のバランスがとりやすくなります。
骨格ナチュラル:ざっくりとした風合いのある素材
骨格ナチュラルの方は、ざっくりとした質感や、ラフで自然な素材が得意な傾向です。麻、ローゲージニット、デニム、ツイードなど、素材感のある生地が挙げられます。
骨や関節のしっかりとしたフレーム感がある骨格ナチュラルの方には、表情のある生地がそのフレーム感となじみ、自然な魅力を引き立てます。リネンのシャツやワイドパンツ、太い糸で編んだローゲージのケーブルニット、色落ちしたデニム、ツイードのジャケット、コーデュロイやスエードなども取り入れやすいでしょう。
薄く柔らかい素材を着たいときは、ゆったりとした形を選んで生地の落ち感を活かす、ざっくりしたニットやデニムと組み合わせるなど、どこかに素材感を加えると落ち着いた印象にまとまります。
売り場で素材を見分けるコツ
素材は写真やタグの表記だけでは判断しにくいため、実際に手に取って確かめるのが確実です。次のような点を見てみてください。
季節ごとに考えると、選び方はさらに具体的になります。夏は、骨格ストレートならハリのある綿ブロードやきれいめのコットンTシャツ、骨格ウェーブならシフォンや薄手のとろみブラウス、骨格ナチュラルならリネンや綿麻のシャツが取り入れやすいでしょう。冬のコートは、骨格ストレートならメルトンやカシミヤなど表面がなめらかなウール、骨格ウェーブなら軽く柔らかなウールやアンゴラ混、骨格ナチュラルならツイードやヘリンボーンなど織り目の表情があるものが目安になります。
迷ったときは、手持ちの服の中で「着るとほめられる服」と「なぜか着なくなった服」を並べ、素材を比べてみるのもひとつの方法です。共通する厚みや質感が見えてくると、自分に合う素材の手がかりになります。
- 手で持ち上げて、生地がどれだけ自立するか(ハリが強いか、すとんと落ちるか)を確かめる
- 光に透かして、厚みと透け感を見る
- 指でなでて、表面がなめらかか、凹凸や毛足があるかを確かめる
- 品質表示で、綿・ウール・麻・ポリエステルなどの混率を確認する。同じ綿でも織り方で印象は変わります
- 試着では正面だけでなく横向きも見て、生地が身体の凹凸を拾っていないか、服だけが浮いていないかを確認する
6タイプ骨格診断で素材の目安を知る
骨格タイプだけで似合う素材がすべて決まるわけではありません。体型や好み、着る場面もあわせて考えることが大切です。また、複数の骨格の要素をあわせ持つ方も多く、得意な素材の範囲は人によって異なります。
be style lab 名古屋の骨格診断は6タイプで分析するため、ベースとなる骨格に加えて、ほかの要素がどの程度出ているかまで確認できます。得意な素材の目安がわかると、形の好みを優先したいときにも、素材で似合わせる選択肢が広がります。

